メールマガジン掲載事例(2017年8月号)

●相談内容

 50代の女性(娘)
 京都府北部地域に父母二人暮らしだった78歳の母親の事。1年前に父が亡くなり独居になったので、娘家族の暮らす京都市内に引き取り同居を始めた。しかしながらご近所には友達がいないので外出をしなくなり、足腰がみるみる内に弱ってきた。どうやって外に行ってもらったらいいだろうか。



●回答

 このケースのように、子供の方から「独居暮らしになったのだから先の事を考えて一緒に住まないか」と言われて知らない土地に住み始めたが、知り合いもおらず新しい土地にも馴染めず、ひきこもりになり、うつ病になったり認知症が出たりという事例をよく耳にします。
 社交的な性格の方であれば新しい土地にもすぐに馴染みお友達を作る事も可能でしょう。今回の方の場合は、生協の「くらしの助け合い」サービスでの外出支援サービスを利用したり、介護予防事業に積極的に参加するなどして出来るだけ外出の機会を増やす努力が必要です。いちど地域包括支援センターにご相談されてはいかがでしょうか。



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