平成24年度 介護保険制度改正のポイント
新しい介護保険サービスが加わります
地域での介護の充実を図るため、次のサービスが新しく追加されます。
(1)
「定期巡回・随時対応型訪問介護看護」
定期巡回と随時対応による訪問介護と訪問看護を、24時間受け付けられるサービスです。
(2)
「複合型サービス」
小規模多機能型居宅介護と訪問看護など複数のサービスを組み合わせることで、より利用者のニーズに対応できるサービスです。
福祉用具(貸与・販売)と住宅改修の対象が増えます
(1)
福祉用具貸与
【特殊寝台付属品】の対象品目に「介助用ベルト(入浴介助用以外)」が追加されます。
【自動排泄処理装置】の種目が親切(自動排泄処理装置)をレンタルできるようになります)
(2)
特定福祉用具販売
【腰掛便座】の対象品目に「便座の底上げ部材」が追加されます。
(3)
住宅改修費支給
【段差の解消】に「通路等の傾斜の解消」が追加されます。
【扉の取替え】に「扉の撤去」が追加されます。
【付帯工事】に「スロープ設置時の転落防止柵の設置」が追加されます。
介護予防・日常生活支援総合事業がはじまります
市区町村が、予防サービス、生活支援サービス、介護予防事業などを総合的に行う事業です。対象となるのは、要支援1・2の人、非該当の人、要介護状態となるおそれの高い人、 65歳以上のすべての人です。利用者の状態に応じて、身体介護や機能訓練などの「予防サービス」、配食・見守りなどの「生活支援サービス」、 介護予防事業を柔軟に組み合わせて利用できます。
介護保険料額と負担割合が変わります
介護保険料額が見直されます。また、財源における介護保険料の負担割合が、65歳以上の人(第1号保険者)は20%→21%に、40〜64歳の人 (第2号保険者)は30%→29%に変わります。
介護保険サービスの利用料が変わります
介護報酬が見直されるため、介護保険サービスの利用料が変更されます。
介護福祉士などによる、たん吸引などが可能になります
医師の指示のもとで、介護福祉士などによるたん吸引や経管栄養が可能になります。